「装甲巨神Z-KNIGHT 」基本設定まとめ
装甲巨神とは？
メタルハート、つまり今で言うゾイドコアで動く６体のスーパーロボットです（物凄く簡単に言えば）。ゾイドアーマーとも言います。数百年の昔に、地球に帰還したグローバリーIIIが持ちかえった６つの金属生命体を動力に用いて作られました。建造当初の目的は定かではないのですが、開発には地球人・ゾイド人双方の技術力が結集され、西暦2998年現在の科学力を超越する兵器の数々が全身いたるところに内蔵されています。
６体の内訳は、
マリンカイザー 海竜型メタルハートを内蔵するバイキング型、最初に作られた
Ｚ-ナイト 甲殻類型メタルハートを内蔵する騎士型、３番目に作られた。後にグレートＺナイトに”脱皮”する
ガイム メタルハートの種類は不明、武者型。復活直後暴れ出す。
イーグルヘッド メタルハートの種類は不明、ネイティブアメリカンの酋長型。
フレイムソル メタルハートの種類は不明、古代エジプトの戦士型。※スフィンクスのような風貌ではない。
ゼロス 翼竜型メタルハートを内蔵する悪魔型。第６の巨神。人の精神エネルギーを吸い取ってどこかへ飛び去ってしまう
この通り。
なお、装甲巨神はスピリット・ウェーブと呼ばれる特殊な精神波を受けて動きます。これは、ゾイド人の血をひく者しか有しない精神波です。キルナ軍側でも人類の脳波を変換する装置・スピリット・ウェーブ・コンバータが開発されたことにより、装甲巨神の奪取という作戦が立ったと思われます。過去に、ナイルユニオンとアジアユニオンの紛争で装甲巨神同士が一度暴れたことがあるらしいです。おそらくはフレイムソルとガイムが戦ったのでしょうが、そのときの被害は凄まじく、戦闘は２日で終結してしまったとか。それこそ「火の七日間」のような状況だったのでしょうか。
バトルアーマーとは？
『Ｚナイト』時代の人型戦闘兵器の総称です。もっと広いカテゴリーでは、単にアーマーと呼ばれています。人類が宇宙に進出するに従い、装甲巨神よりも先に開発されていました。ブルースター（地球）連邦軍とキルナ（火星）宇宙軍の両方でそれぞれ異なった機種が使われていますが、キルナ軍のものの方が高性能のようです。キルナ宇宙軍のバトルアーマーは空挺用のスカルバイパー、水中用のエギール、砂漠戦用のデザートウォーカー。 また、ゼルダン将軍専用にファイナルアーマーと呼ばれるコスト度外視のギルガが存在します。
ブルースター連邦軍のバトルアーマーは汎用型のカラウル、水中用のボガトゥイリ、その他太陽系宇宙艦隊所属の新型アーマー（名称・外見ともに不明）が確認されているのみです。
メタルフットとは？
火星反政府組織カルド軍が使う、小型・高性能なバトルアーマーです。集団でかかれば、装甲巨神をも圧倒することがあります。メタルフットは軽量さを活かした格闘戦しかしないようです。武器も、ことごとく剣や斧で統一されています（左手にハンドガンを持つのが一機種だけあります）。エンジンや武器に特殊金属メティオリックを使っています。後に、ブルースター連邦軍もメタルフットの製造に成功します。彼らが作り上げたメタルフットは、装甲巨神のメタルハートの破片を内蔵した高性能なものでした。
セカンドとは？
主人公らが持つ、装甲巨神操縦に適した特殊能力です。……非常にロボットアニメ的ですね。セカンドの素質は、血筋に求められます。地球人とゾイド人、両方の血を引くハーフのことをセカンド（第二世代）と呼ぶのです。グローバリーIIIが帰還した際、先に述べたようにゾイド生命体とゾイド人が一緒にやってきました。ゾイド人たちの何人かは、地球の人間との間に子をもうけたのです。彼らは、優れた体力と特殊な精神波（スピリットウェーブ）を生まれながらに有し、装甲巨神が建造された当時に操縦を担っていました。のちに、ゾイド人の血を引く者は当時のブルースター政府によって弾圧されてゆきます。しかし、500年の後もその血筋は途絶えませんでした。主人公のベル・ランス、ヒロインのサラ・オーディンもその一人です。
ブルースター連邦ＶＳ惑星国家KILNA・火星反政府組織カルド
この時代（西暦2998年）、地球は「ブルースター」と呼ばれるようになっています。政治の中心ヤマトユニオン、アジアユニオン、ナイルユニオン、ウッディーランドユニオン、パシフィックユニオン、ブリードキングダムユニオン、軍事の中心ラップランドユニオン（物語のスタート地点）……と、７つのユニオンと呼ばれる地域に分割されています。どれがどこに位置するか、大体わかりますよね。
かつてブルースターに彗星が衝突するという危機がありました。そのときに、火星へと逃れるように移り住んだ人々が、ただの都市国家であったKILNAを惑星国家にまで拡充。現在は、独裁者・ギスカール大統領の下で火星全土に完全な能力階級制が敷かれています。ところが、謎の宇宙嵐によって火星の環境も悪化してしまいました。 そこでゼルダン将軍率いるKILNA宇宙軍は、地球へ帰還するために侵攻を開始します。その第一目標は、地球各地に眠る装甲巨神の奪取でした。ゼルダンは、火星で敵対していたハズのゲリラ組織・カルドを密かに手なずけていました。カルド軍はゼルダンの私兵として、KILNA軍と同様にブルースターを攻撃するのです。またたくまに制圧されるかに見えたブルースターですが、ランスのＺナイトの反撃を皮切りに、徐々に戦況を互角にまで持ってゆきます。
